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理化学研究所横浜研究所のNMR施設は、高性能 NMR装置40台を備え、タンパク質の試料の調製から立体構造の決定までを一貫して行う「NMR立体構造解析パイプライン」を構築し、国家プロジェクトである「タンパク3000プロジェクト」において総計約1,300のタンパク質構造解析を行ってきました。平成19年度からは、この「NMR立体構造解析パイプライン」が外部利用者の利用に供されることとなり、さらに平成20年度からは、新たに発足した「生命分子システム基盤研究領域」の元で、施設のさらなる高度化と、施設を最大限に活用した研究がより一層推進されていくことになりました。

また、NMRは、有機化学における低分子化合物の同定やタンパク質などの生体高分子の立体構造解析だけではなく、近年では、高分子化合物、機能性材料物質などの構造・物性解析やメタボローム解析、NMRイメージング(MRI)にも積極的に活用され実績をあげており、その利用価値はますます高まっております。したがいまして、本施設が広く産業界やアカデミアによって活用されることにより、ライフサイエンスをはじめ様々な分野での研究・開発がすすみ、今後のわが国の研究開発の推進とイノベーション創出の動きが一層加速していくことが期待されています。

このような状況の中、私たちは、利用者が結集して本施設の高度化や利用環境の改善等の要望を伝えていくとともに、利用者間の相互交流を深めることにより、各々の研究活動の一層の推進を図るべく、このたび「理研NMR施設利用者懇談会」を設立することといたしました。

理研NMR施設の利用者のみならず、本施設の利用に関心があり、上記趣旨にご賛同いただける方はどなたでも、是非本懇談会にご参加いただきたいと思っております。本施設を活用したわれわれの研究活動がより盛んとなるよう、一緒に活動してまいりましょう。

 

「理研NMR施設利用者懇談会」設立発起人

阿久津秀雄/上村大輔/大島泰郎/小林祐次/齋藤公児/鈴木榮一郎/内藤晶/西島和三/西村善文(五十音順)